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2009_11
03
(Tue)22:01

MGケンプファー ~工作編~

MGケンプファーです。
2009年10月に行われた『モデラーズ・サミット』にて銀賞(2位・準優勝)をいただきました。
ありがとうございます。

ax-Kämp001   ax-Kämp002

《制作テーマ》
“ケンプファーを『クリスマスのイルミネーション瞬く夜の市街地を急襲』
という運用に特化した仕様&カラーリングに仕立て、
劇中のキャラクター性を工作&塗装の両面から強調してみました。
《工作》 
プロポーションを改修、美人バランスに。 武器(バズ・ショットガン)もスクラッチした上で・大気内・重力下での高速移動をイメージさせるような、エアロパーツ(ダクト・スポイラー・フィンetc,)でデコレート。
《塗装》 
都市型夜間迷彩…いわば夜景迷彩
いや、クリスマス仕様なので聖夜迷彩と呼ぶべきでしょうか。
アウトフォーカスライト(玉ボケ)という撮影テクによる写真をイメージソースに、イルミネーション光の滲む夜景を描き込んでみました。
一夜限りで虚しく散った“徒花(あだばな)”の煌びやかさが出てたらいいな、と思います”


以上がモデラーズ・サミット出品時の解説文です(一部修正・補筆)。
このような方向性で改修・制作しました。


ax-Kämp018

ax-Kämp019


《こちら・パチ組み》
ax-Kämp087  ax-Kämp088


長きに渡った制作。
詰め込んだ情報量も膨大なので、2部構成にしています。
まずは工作編から↓
《工作》
1,頭部
削り込み・合わせ目変更などで小型化。特に縦方向に潰します。
バルカンはつぶし玉&真鍮パイプに。
ツノ(アンテナ)は長く新造。
強度(粘り)と切削性を考え、ABS板をプラ板で挟む構造…日本刀みたいな。
ax-Kämp029 サイドビュー
サイクロプス隊のエンブレムは平面的なシールでなく、スーパーカーのエンブレム(七宝焼き)みたいな見た目を狙い~
頭パーツをエンブレム型に開口→キット付属のシールを光沢紙に縮小コピーして敷き→同じ形のクリアプラ板でフタ。

ax-Kämp030  ax-Kämp031
左:こんな顔してます(チンガードを下ろした状態)
右:通常はこんな具合
モノアイは鉄道模型パーツに交換。
醒めた無表情さを狙って敢えて色無しモノアイ+サブセンサーも…って全く見えんなコレ
ax-Kämp032
後頭部にはフレーム&パイプ。これまた全く見えない(没)


2,胴体
ax-Kämp033
パーツ構成を
「上半分を後斜し沈め」「下半分に覆い被さる」形に修正し、上下高を潰しつつ&前後方向への張り出しを強調。
首周辺フレームも分割し、角度を平たくして再接着。
コクピット開閉はオミット、削り込んでラインを整える。
背部バーニヤフレアは大型化&跳ね上げるよに角度変更(前後方向のボリュームアップに一役)
フレアの基部にはフレーム追加。その後ろはエアインテークという設定

ax-Kämp034  ax-Kämp035
左:胸部天面のスラスターは角度が抜きの都合で歪んでたので作り直し。
動力パイプはマイク用コードに交換(中には針金を通して角度固定)
右:外装各所にスリット。脇のコレはエア抜き。
胴体内部、肩関節は新造(片持ち・引き出し二重関節に)。

3,腰
ここも上下高を詰め・前後長を伸ばす改修。腰高バランスに。
※短足プロポの改修において、ときに徒に脚を伸ばすことより
「股間&拳&ヒザ関節の位置関係の調整」が効果的だったりします


ax-Kämp053  ax-Kämp036 
左:腰関節はボールジョイントから4ミリ棒&円筒ポリキャップ2個に変更。
ヨー・ロール・ピッチ可動に対応
キットの「設定画にもない謎の円盤」は排除。
後述・太もも幅詰めに合わせ、股間軸は左右1.5ミリずつ短縮。
右:股間ブロックも新造(小型化)し、お尻は後ろに伸ばす。
これは大型化したショットガンを装着するには、ノーマルのままでは空間が足らないためです

ax-Kämp059 クリアランスはギリッギリ

4,肩~腕
肩アーマーは横に延長。
3発のバーニヤに空気を送るエアインテークを切ります。
サザビーやハイゴッグ・ナイチンゲールに見られる、出渕MS特有の
「端に行くに従い膨らんでゆく肩アーマーのライン」を目指して。
ax-Kämp03  ax-Kämp038
ax-Kämp039 ドゥカティぽいかな

左肩のスパイク。
ここだけ円錐、というのも何か「浮いて」見えたので…前後スパイクは菱形断面・左端のは複雑な9角形に変更。プラ板を芯にエポパテで造形

肩アーマー内外にフレーム。内はパテ&プラ材・外はFGガンダムのヒザです
ax-Kämp040
前腕、(ブチ穴のある)前半分は削り込み、後ろフレアにめり込むように段差を付けて。
拳はハイマニ・ケンプ用を追加。

ひじフレームはディテール彫り込み
ax-Kämp041  ax-Kämp042

5,脚~足
太ももは延長&幅詰め。
サイドのバーニヤフレアはカット・めり込ませて再接着し、更に幅詰め。
これは腕をまっすぐ下に下ろせるように、という目的もあります。
ビームサーベル脱着はオミット。
(もともとキットでも、サーベルのパーツはフルサイズでは入らないし)
ax-Kämp043  ax-Kämp044
左:バーニアへのエア供給。スーパーカーぽいインテーク。
ひざ関節は彫り&貼りでディテアップ。
右:太もも外装の隙間にはプロペラントを押し込んで。

ax-Kämp045  ax-Kämp050
左:すねアーマーも延長&幅詰め。ひざアーマーとの隙間も埋める
スネ横にはダクト(エポパテ製)。中央下端にはディフューザーぽい開口
右:内部フレーム。中央と足首で延長。シリンダーはアルミ棒に変更。
足の甲パーツはBJ接続に変更、横に傾けられるよに

ふくらはぎ。
ax-Kämp011
「高速滑空」のイメージを高めるべく、スポイラーを追加。
デザインはランボルギーニ・ディアブロのスポイラーを参考に…実はコレ、MGゼータプラスのスネです(そう見えなかったら成功)


スネ外側。裏には大型バーニヤ用のプロペラントを内装。
エポパテででっち上げています
ax-Kämp051  ax-Kämp052
左:チラリとだけ見える

ひざアーマー。
ax-Kämp046  ax-Kämp047
左:空力パーツぽいリップを追加
右:裏にはディテール入れたプラ板でフタ


スリッパは底を2ミリカット・扁平足に。
ax-Kämp049  ax-Kämp048
前後両サイドに切り欠きを入れ、段差処理。
見た目シルエットを小さく&足裏バーニヤへの吸気をイメージ。
ピニンファリーナ・ミトスのデザインを参考に。
かかとはメカっぽいツメに変更…コレは必要無かったかなぁ。
無骨だし・スリッパパーツの強度ガタ落ちで大変でしたw


ax-Kämp054  「こりゃ多量の吸気要るわ」
足裏バーニヤは巨大化


6,ディテール処理etc,

・ブチ穴
ax-Kämp056  ax-Kämp055
全身の軽め穴・いわゆる“ブチ穴”は開口し、二重円環に変更。
エバグリのパイプとロッドで円環を作った後、埋め込み→表面を整える

・丸バーニヤ
可能な限り内側に市販バーニヤパーツをあてがい、二重構造に。
上記・二重円環と意匠を合わせ、三本の“ツメ”を加えました。
ちなみに大きさの兼ね合いで、太ももサイドのバーニヤと・ふくらはぎの
バーニヤを取っ替えっこしてます(太もものをより小さく)

・多層構造処理
ax-Kämp057
各所外装パーツは可能な限り断面にスジ彫り。
裏面を塗り分けて際立たせるよに…ってコレも目立たないなぁ

・空力パーツ
ケンプの外装はもはや「装甲」でなく「カウル」かと。
F1マシンやGTカーのイメージで、機体各所にフィン・スプリッター・リップを付けて。インテーク・アウトレットもあちこちに。
ひたすら「エアロマシン」を強調!
*キットの外装各所にあった(薄い外装の強度アップの演出と思われる)リブは全て、空気抵抗になると考え切除しました

仕上げに全身にスジ彫り・切り欠きなどでデコレート。


顔~上半身                胴・腰
ax-Kämp008  ax-Kämp009
下半身
ax-Kämp010  


ケンプのもうひとつのアイデンティティ、武装へ。

ax-Kämp060
さすがに大量の武器。大変でもありますが、逆に“見せ場”とも言えます

ショットガン・バズーカはスクラッチ。
ax-Kämp073  ax-Kämp066 キット比較
ショットガンは120%・バズは140%ほどデカく。
(若干デカすぎ?とも思いますが、個人的に「華奢な体躯に巨大な武器」なバランスが好きなもので)

7,ショットガン
ax-Kämp067
グリップのみキットパーツを使用。あとは根気よくプラ板で箱組み。
バレル&マガジンはアルミパイプを加工。

ax-Kämp068  ax-Kämp069
左:タンジェントサイトはクリアパーツに変更。目盛り付き。
右:何気に箱組み地獄だったマズル。2個作るってキツいねw

ax-Kämp070  ax-Kämp071
「コ」の字型のカバーが覆い被さる構造。クーリングの穴もあけます

ax-Kämp072 磁石
ストックレスのショート側はネオジム磁石を埋め込んで。ショットガンラックにも同じく磁石が入っており、それにより保持

ax-Kämp025
ポンプアクション(筒に棒を通してんだから当然っちゃ当然)

8,バズーカ
ax-Kämp061  ax-Kämp062
こちらはフルスクラッチ。プラパイプ・編み棒(ABS製)・タオルハンガーなどで出来ています。マガジン・スコープ等はプラ板&市販プラ材。
右:ここまで大型化してもなお肩に担いで構えるには短いため、内部に伸縮ギミックを仕込んでいます。
スライド式で後部が20ミリほど伸びます

ax-Kämp027


ax-Kämp064  ax-Kämp065
左:マズル&排気口。ブチ穴同様の構造で「二重排気」をイメージ
右:スコープ画面内。
ここも「コ」の字状の薄い鉄板(プレス加工)が上からカバーしてるイメージ。

ax-Kämp058  ax-Kämp091
ボリューム比較。バズのマウントラッチもプラ板・タオルハンガーでスクラッチ。シンチュウ線ヒンジで開閉します。

上の比較でも判りますが、スコープユニットが右肩アーマーと干渉するため、右側のバズーカのそれは反対側に移設。それに従う全てを“鏡映し”にデザイン変更しています。
「大量生産品ぽさ」は失われましたが、左手で構えるならこの位置が正しい?(左ききの人は判ります、よね)

ax-Kämp093

9,シュツルムファウスト
ax-Kämp074
弾体以後を新造。こちらもネオジム磁石で脚部にカチリ。
マウントラッチを外すと間違いなく塗膜がハゲるのでこのままw

10,ビームサーベル
ax-Kämp075
噴射口にブラスパイプMAX・3ミリを仕込んで。

11,チェーンマイン
ax-Kämp076表側  ax-Kämp077裏側
モビルパイプとマイク用コード(の中に通ってるチューブ)で接続。
持ち手は新造、「まつおーじパイプ」が活躍。

ax-Kämp078白チューブに縄目模様が見えます


ギャラリー、工作編はここまでです。

《工作(ほぼ)終了時》
Kämp215    Kämp216
*バズのグリップなど、この後手を加えた箇所もあります
…最終段階で撮ってなかった!



《最後に大判写真を何枚か》

ax-Kämp003  ax-Kämp004

ax-Kämp005  ax-Kämp006

ax-Kämp007  ax-Kämp092


塗装編につづきます→コチラ
ax-Kämp028


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