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2009_11
09
(Mon)00:17

MGケンプファー ~塗装・ディスプレイ編~

MGケンプファー・塗装&ディスプレイ編です。

ax-Kämp024

バーニィ
「…隊長!このように目立つ塗装をされては狙い撃ちです!!」
シュタイナー
「甘いなバーニィ。“迷彩塗装”の意味を習ってこなかったのか」
「…迷彩の意味、でありますか?」
ミーシャ
「木を隠すなら森の中。光を隠すなら、“光”の中ってな」
ガルシア
「ハハ、そいつはいい!」
…てな会話が交わされていたかどうか。

一応これでも大真面目に迷彩塗装、のつもりなのです



(モデラーズ・サミット時の説明文と重複しますが)
劇中、ケンプファーの出撃は12/22の夜だったそうです。
ということは(2009年現在の私達の常識で考えると)リボー・コロニーの
繁華街はクリスマスムード。まばゆいイルミネーションでいっぱいのはず。

ケンプファーがサイクロプス隊に支給された時点で
“夜間、賑やかな繁華街を急襲・コロニー防衛部隊の攪乱”が想定されてたとしたら…その舞台に見合った迷彩塗装が施されてた、としても不思議ではないのでは?

(=漆黒の塗装や通常の都市型迷彩では、クリスマスの街ではかえって
“浮く”)と考えました。

「アウトフォーカスライト(玉ボケ)」について
光をボンヤリしたボール状や・五角型や六角型にボカして見せる撮影テクのことです。
そのまま夜の街をキッチリ描き込んでも迷彩の意味が無い(光学迷彩じゃあるまいし)ので、この技法でボカシた夜景を塗装した、というわけです。
ちなみにボケ(Bokeh)はカメラ業界では全世界共通用語になってるそうで


ax-Kämp021

ax-Kämp020

ax-Kämp022

《素組み比較》
ax-Kämp089  ax-Kämp090


能書きは此処まで↓具体的にはつづく

《塗装》
外装の塗装方法ですが、基本的にラッカーのみ・エアブラシの重ね塗りです。

1,サフ後、紺のベタ塗り。 SEED系の「ディアクティブ・ブルー」を使用

2,ところどころ、自製のクリアーブラック(雰囲気作りも兼ね“闇色”と命名w)を吹く。黒では強すぎてダメです

3,闇色を潰しすぎないよう、紙で覆いをしながら“夜青”をまだら吹き。
“夜青”は「ウルフブルー(フィニッシャーズ)+蛍光ピンク+ホワイト」で、ホワイトを入れる量を増やしながら4段階作ります。重ね吹きで段階的に明るくしてゆきます。
仕上げにモデラーズカラー・純色パープルをまだら吹き。

4,五角型の光表現に移ります。
モデサミ会場で「一つ一つマスキングですね」言われたんですが、んなことしてたら神経もちませんw
また、それでは光影がクッキリしすぎて“ボケ感”が出ません。
紙に五角型の穴をあけ、軽く浮かせて載せ・吹く方法です。
闇色から~夜青1~4まで。慎重さと「ノリ」が大事w

ax-Kämp097 玉ボケの重なり
その上に
ホワイト+クリアー」→「ホワイト」→「レモンイエロー」
の順で五角型吹き。
特にクリアーを混ぜたホワイトは夜青の蛍光ピンクが絶妙に滲み出し、素晴らしい効果を見せてくれました。
(POOH熊谷さんに教わった青塗装テクの奇跡のよな副産物です、感謝!)
ax-Kämp079
↑赤丸囲み箇所が、「蛍光ピンクの滲みで出来た、不規則なパープルの五角形」です

5,表面コーティング(滲み止め)
玉ボケ表現には絶妙な効果をもたらした下地の蛍光ピンクですが、
これがデカール(白字)に滲んでは台無し。
一旦滲みを止める「層」として、以前ご紹介したフィニッシャーズ『スーパーグロスコート』でコーティングします。
fini013
同じラッカー系塗料なのですが、少し組成が違うようです。
数時間で塗膜は爪で押しても平気なほどカッチカチになります。
想定された使用方法とはちと違うのでしょうが、完璧な仕事ぷり!
滲みを止めてくれました。(限定生産でしたが、まだ手に入るのかな)
*もちろんこの工程はウレタンを使うのが最適、とは思います。
単に私がウレタン持ってなかっただけです


6,デカール
Vertexコーションデカール・かいんさん自作デカール・ガンダムデカールetc,
多数使用。機体番号とジオン章はブラックスマーフさん自作。
このあたりは世話になりっぱなしだ、皆さんありがとです!

7,クリア層~研ぎ出し
デカール乾燥後、再度スーパーグロスコート(最初は砂吹き気味に)→ガイアの蛍光クリアー&クリアーを厚吹き。
硬化後、中研ぎしてデカール段差を消し、更にクリアー吹き。
(5日ほど放置し)再び硬化後、研ぎ出し。
仕上げにハセガワのコーティングポリマー・タミヤのモデリングワックスで磨いて外装は完了。


フレーム・武装は基本色やガンダムカラーの各種グレーを使い分けて。
ファントム・ガル・Exダーク・明灰白色・エアクラフトetc,
部分筆塗り(エナメル)・スミ入れ・デカール後、ガイアのフラットクリアーでツヤ消し。

ax-Kämp023

《外装の「青」について》
深みがあり澄み切った、「コバルト系でもターコイズ系でもない」美しいブルーを探しまくりました。
結果、たどり着いたのがフィニッシャーズの『ウルフブルー』です。
(おそらくスーパーカー世代には懐かしい、石油王ウォルター・ウルフの
『ウルフカウンタック』の濃紺だと思われ)
個人的には最も美しい純青、もっと広く使われていい青だと思います。
※ただし隠蔽力はほぼゼロなので、下地色をしっかり吹いておくことが必須

ax-Kämp026

《機体番号・MM6について》
(モデサミ出品時の作品名もこの『MM⑥』でした)

「それにしても面白い塗装パターンを思いついたね」と誉められたのですが、実はこの柄は私が考えたものではありません。
「メゾン・マルタン・マルジェラ」のスカート(&ワンピース)の柄、ほぼそのまんま!なのです。

※残念ながら著作権の関連で転載出来ませんが、興味ある方は「メゾン・マルタン・マルジェラ」「夜景プリント」「ネオンワンピース・スカート」「MM⑥」etc,の用語でググってみてください。
もしくは雑誌『装苑』の08年11月号・P,59にそのものの写真が載っています。
以前、エプソンのCMで竹内結子さんがこのワンピースを着てはったそう…
覚えてなかったなぁ


メゾン・マルタン・マルジェラにはいくつかのブランド(製品ライン)があり、『MM』の後に数字を割り振ることで識別をしています(例えばMM1はレディスコレクション・MM22は靴。こういうとこは逆に兵器ぽい)
中でもモード系の・結構“攻めた・とんがった”レディスウェアブランドに付けられた番号が『MM⑥』です。(上記のスカートももちろんそう)
素晴らしい塗装パターンとインスピレーションを与えてくれたことに謝意とオマージュを表し、機体番号と作品名を『MM⑥』とさせてもらいました。
*だから丸囲み表記が正しい


《参考書籍》
装苑 2008年 11月号 [雑誌]装苑 2008年 11月号 [雑誌]
(2008/09/27)
不明

商品詳細を見る




《ディスプレイ》
何気にイイ仕事をしてくれた(と思う)のがこの台座。
ウダウダとごたくを並べるより、視覚的に“一発で”制作コンセプトを伝えてくれました。

実は背景紙は3種類を用意してました。
ax-Kämp080

a:実際に使用したもの
ax-Kämp086  ax-Kämp083

b:よりクリスマス色の強いもの
ax-Kämp084  ax-Kämp081

c:より玉ボケ色の濃いもの
ax-Kämp085  ax-Kämp082

現地で照明の具合・机や床の色を見ながら決定。
最も「このケンプはこういう場面での迷彩なんですよ」というメッセージがストレートに伝わる(ある意味ケンプ塗装と似てる=埋もれかねない)背景紙を選びました。
やはりbは広がり感が乏しい(オモチャ置いてるぽい)、cは地味で・イルミネーションには見えにくい。aで正解だったようです。

※画像は「商業利用しないこと」を条件に自由な利用を認めている画像サイトから拝借しました。
自分で撮ろうにも、世界中どこでも(季節は違えど)クリスマスは12月まで待たないと来ないw(当たり前。モデサミは10月)ので、非常に助かりました



《大判写真・アクションポーズ編》

ax-Kämp012  ax-Kämp013

ax-Kämp014  ax-Kämp015

ax-Kämp016  ax-Kämp017

MGケンプファー・ギャラリーは以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。(工作編はコチラ



《余談》
ところで実際にはどうなんですかね、
果たしてこの『夜景迷彩』は「使える(実用に耐える)」ものなのでしょうか?
見た目の美しさを第一に考えた(というかソレしか考えてなかった)のですが~
試しに台座の写真(街のクリスマスイルミネーション)を背後に置いてみました

ax-Kämp094

…なかなかどうして、思ったほど絵空事でもない気がします。
玉ボケのサイズが合っていれば十分に『迷彩』として機能しそう。

ここでは模型には強い光が当たっていることも考慮に入れる必要が。
実際はケンプファーも街も闇の中にあるワケで、機影は更に沈んで(&イルミネーションが映り込んで)同化するのでは?
どんなMSが現れたのかを知らない連邦軍の守備隊が・目視で発見するのは楽じゃないかもしれませんね。
最後にちょっとしたお遊びでした。



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